キュウセン

キュウセン（九仙）は、スズキ目・ベラ亜目・ベラ科に分類される魚の一種。日本沿岸では個体数が多く馴染み深いベラで、食用に漁獲される。メスは体長20cm ほど。一方、オスは体長30cm、稀にそれ以上に達するものがいる。やや内湾性で、岩礁の点在する砂礫底や砂底に生息する。若魚は干潮線付近の大きなタイドプールで見られることもある。昼間に海底付近や海藻の間をゆっくりと泳ぎ、甲殻類、貝類、多毛類など様々な小動物を捕食する。関西圏では夏季に専用の釣り船も出るほど人気がある。皮膚はぬめりがあるが、白身でくせがない。新鮮な大型個体は刺身が美味で、ワサビ、シソなどの薬味を添える。他に煮付け、塩焼き、唐揚げ、南蛮漬けなどの料理に利用される。[参考文献：Wikipedia]